文部科学省の「先端研究施設共用イノベーション創出事業」を実施しているつくば地区の4研究機関(高エネルギー加速器研究機構産業技術総合研究所筑波大学物質・材料研究機構)が合同でワークショップを開催します。

「先端研究施設共用イノベーション創出事業」は、「ナノテクノロジー・ネットワーク」および「産業戦略利用」の2つのプログラムにより、平成19年度から新たに開始されたもので、大学、独立行政法人等の先端的な研究施設・機器の共用を通じ、産学官の研究者による戦略的・効率的な研究開発や、横断的な研究開発活動を促進することにより、産学官の知の融合によるイノベーション創出を目指しています。

上記4機関は、ナノ構造・材料を創る技術(材料創成・超微細加工技術)や、観る・測る技術(電子・量子ビームなどによる解析・評価技術)の共用を推進し、イノベーションにつながる成果の創出を目指しています。

これらの創る技術と観る・測る技術は、車の両輪のようなものであり、技術の発展や、産業利用の効果的推進のためには、両者の密接な連携が必要です。

また、イノベーション創出のためには、技術分野や組織の境界を超えた連携やニーズとシーズのマッチングが重要な役割を果たします。

そこで、4機関で実施している事業の全体像を把握するとともに、このような連携の促進やニーズとシーズのマッチングを図る場として、4機関合同のワークショップを開催することとしました。

4機関が提供する最先端技術と、その施設・機器の共用を進める事業について理解を深めていただく絶好の機会です。

また、ユーザの立場からニーズや要望を発信していただく機会でもあります。奮ってご参加ください。